学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

教養展開科目(生命コア関連)
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授業コード
Class Code
G15F00101 科目コード
Course Code
G15F001
授業の方法
Course Type
講義・演習 単位数
Credits
2
期別
Semester Offered
前期 曜日・時限
Day & Period
木3
授業科目
Course Title

薬学への招待I

Invitation to Pharmaceutical Sciences I
副題
Subtitle
創薬化学への招待
担当教員
Instructor
石橋 正己
履修年次/セメスター
Students' Year/Semester to take the Course
  時間数
Total Hours
15 受入人数
Maximum Number of Students
80-90名
受講対象
Students for whom Course is Intended
1P・他(若干名)
教室等
Classroom
G5-20
概要
Brief Description
薬学における創薬研究にハイライトを当て、どのように研究が行われているのか、その概要を講義する。合わせて薬学部研究室を訪問し、実際の研究現場の見学を通じて理解を深める。
目的・目標
Objectives and Goals

15 Core Competencies for General Education
創薬研究には薬物候補の探索研究、化学合成研究、生化学研究、製剤研究など多くの研究分野が関わっている。特にがんとエイズという病気を取り上げ、それらの病気に対する薬学における研究の進め方について理解し、医薬品開発にかかわる研究のながれについて学ぶ。また薬学における研究の現場を見学し、研究者から話を聞き、学生自身の将来設計に役立てる。がん発生のメカニズム、がん治療の最前線について理解する。エイズ感染のメカニズム、エイズ治療の最前線について理解する。又、環境と人との関わりに関する薬学研究について紹介する.
1_知へのいざない
Introduction to Knowledge
知識力
Knowledge
探究力
Exploration
技術力
Technique
情報力
Information
 
批判力
Critical Thinking
 
2_人間のふるまい
Human Behavior
倫理観
Ethics
 
実践力
Practice
 
社会性
Sociability
 
自然観
View of Nature
 
創造性
Creativity
3_社会とのかかわり
Social Engagement
国際力
Global Attitude
地域力
Community Oriented Attitude
 
生活力
Vitality
 
指導力
Leadership
 
主体性
Independence
 
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
1)4月7日:講義概要説明、薬学と天然物(教授 石橋正己)
2)4月14日:化学と医薬品開発(教授 西田篤司)
3)4月21日:がんの生化学(教授 山口直人)
4)4月28日:生命を衛る(教授 小椋康光)
5)5月12日:がんを見つける(教授 荒野 泰)
6)5月19日:がんを治療する(教授 滝口裕一)
7)5月26日:大学で何を学ぶか;企業が求める人材とは(製薬企業からの非常勤講師 篭橋雄二)
8)6月2日:東西における薬の開発の歴史(教授 斉藤和季)
9)6月9日:エイズの生化学(教授 伊藤素行)
10)6月16日:抗エイズ薬の設計と評価(准教授 星野忠次)
11,12)6月24日(金曜日)3,4限:薬学部創薬系研究室見学(教授 石橋正己)
13)6月30日:製薬企業における創薬研究(製薬企業からの非常勤講師 中山 清)
14)7月7日:薬学公務員の仕事について(危険ドラッグ対策を含む)(東京都薬務課 渡辺大介)
15)7月9日(土曜日)13時から16時: タイトル未定(准教授 小林カオル)薬友会生涯教育セミナー・宮木高明記念講演会(亥鼻キャンパス)に参加し、学術講演会を体験し、薬と健康について考える。
キーワード
Keywords
薬学、創薬、医療、癌、エイズ、環境、研究
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
教科書: 特に用いない。スライド,プリントなどを用いて講義する。
参考書:
@第1回目の講義(石橋教授):千葉学ブックレット「自然の中にくすりを探す〜千葉発の天然物研究小話」,石橋正己著,千葉日報社

A 第3回目の講義(山口教授):「がん遺伝子の発見 −がん解明の同時代史」黒木登志夫著,中公新書No.1290.あらかじめ読んでおくこと。感想レポートを提出すること

B 第6回目の講義(滝口教授):(1)「新しい薬をどう創るか−創薬研究の最前線」京都大学大学院薬学研究科編 講談社ブルーバックス,(2)「がんの最後は痛くない」大岩孝司著 文藝春秋, (3)「がんを生きる」佐々木常雄著 講談社現代新書(4)病の皇帝「がん」に挑むー人類4000年の苦闘ー シーッダールタ・ムカジー著・田中文訳 早川書房
   
C 第9回目の講義(伊藤教授):以下のウェブページを読んでから参加すること。
   Using Model Organisms to Study Health and Disease
  http://www.nigms.nih.gov/Education/modelorg_factsheet.htm
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
出席・受講態度(60%)及びレポート(課題レポート、講義感想・意見)(40%)により評価する。
昨年度は9回のレポート提出が課せられた。
関連科目
Related Courses
薬学への招待2(1年次後期):医薬品開発及び医療薬学について解説される。
履修要件
Prerequisite
高校において化学、生物を学んでいる事が望ましい。
備考
Remarks
【注意】 
@11回、12回目の授業は6月24日(金曜日)の3・4限に行われる研究室見学(亥鼻キャンパス)とする。あらかじめ予定しておくこと。研究室見学の詳細は講義中及び通知版にて説明する。薬学部以外の学生で受講が困難な学生は申し出ること。6月23日(木曜日)は講義を行わない。
A15回目の授業は7月9日(土曜日)に薬学部120周年記念講堂(亥鼻キャンパス)で開催される薬友会生涯教育セミナー・宮木高明記念講演会への参加とする。あらかじめ予定しておくこと。薬学部以外の学生で受講が困難な学生は申し出ること。

他の講義受講のため、@、Aの授業に出席できない場合はレポート提出に振り替える場合がある。必ず連絡すること。