学科(専攻)・科目の種別等
Department/Division

専門科目 園芸学科
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授業コード
Class Code
H1Z340201 科目コード
Course Code
H1Z3402
授業の方法
Course Type
講義・演習 単位数
Credits
2
期別
Semester Offered
前期 前半 曜日・時限
Day & Period
火3・金3
授業科目
Course Title

技術者倫理

The Ethics for Engineer
担当教員
Instructor
松岡 延浩,間野 正美,野村 昌史,石神 靖弘,桑江 良明,岡村 章,杉本 龍志,西川 和也,谷本 茂,冨樫 智 | 松岡 延浩
履修年次/セメスター
Students' Year/Semester to take the Course
2〜4年次 時間数
Total Hours
30 受入人数
Maximum Number of Students
80
教室等
Classroom
園 112講義室 | 園 112講義室
概要
Brief Description
園芸に関する職業にかかわる倫理について学ぶために、技術および技術者の倫理の基礎、園芸に関する職業、事業における倫理問題、園芸に関係する研究職にかかわる倫理問題等について、講義および事例を用いたディベートを行う。
目的・目標
Objectives and Goals
【目的】
社会の一員として、技術者・科学者として生命・環境あるいは企業にかかわるとき、正しい倫理観が求められる。このような人材養成を目指し、技術が社会や自 然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任について理解し、どのように行動したら良いのか多角的に考えられるようになる。

【達成目標】
・技術及び技術者の倫理の基礎と園芸に関する倫理の基礎について理解できる。
・園芸に関する職業、事業ではどのような倫理問題がありうるのか理解できる。
・園芸に関する職業における倫理問題に対して、どのよう考え、どう行動するのかについて、多角的に検討できる。
授業計画・授業内容
Course Plans and Contents
4/13(月) 技術者倫理概論【桑江】
社会規範の枠組み,社会と科学技術,技術者の役割について講義する。

4/20(月) 倫理実行の方法【西川】
注意義務,モラル思考,倫理実行の方法について講義する。

4/27(月) 企業倫理と組織風土【岡村】
   企業の社会的責任,組織風土,内部告発(公益通報) について講義する。

5/01(金) 環境と技術者【富樫】
  環境保全と技術者の倫理について講義する。

(5/4(月):休日)

5/11(月) 情報開示と説明責任【桑江】
  リスクコミュニケーションについて講義する。

5/18(月) 事例研究-1-【杉本・谷本】
  提示された事例について、1グループ6人程度にわかれてディスカッションを行う。
  ●授業外学習:発表の準備を進める。

5/25(月) 事例研究-2-【杉本・谷本】
  発表、総合討論、まとめを行う
  ●授業外学習:レポートの作成(6/01に提出)

6/01(月) 園芸に関した技術者倫理の事例【栽培・育種学プロ教員】
     栽培・育種学に関する研究あるいは現場で発生した事例を紹介する。

6/08(月) 園芸に関した技術者倫理の事例【生物生産環境学プロ教員】
     生物生産環境学に関する研究あるいは現場で発生した事例を紹介する。

6/15(月) 園芸に関した技術者倫理の事例【生物生産環境学プロ教員】
     生物生産環境学に関する研究あるいは現場で発生した事例を紹介する。

6/22(月) 園芸に関する職業における事例に関するディベート【間野,松岡】
     ディベートの方法等を紹介し,身近な例を使ってディベートを体験する。

6/29(月) 園芸に関する職業における事例に関するディベート【間野,松岡】
     園芸学に関する研究あるいは現場で発生した事例をもとにディベートの準備をする。

7/06(月) 園芸に関する職業における事例に関するディベート【間野,松岡】
     園芸学に関する研究あるいは現場で発生した事例をもとにディベートを行う。

7/13(月) 園芸に関する職業における事例に関するディベート【間野,松岡】
     園芸学に関する研究あるいは現場で発生した事例をもとにディベートを行う。

(7/20(月):休日)

7/27(月) 園芸学と技術者倫理のまとめ
キーワード
Keywords
モラル、倫理、技術者倫理、環境倫理、職業倫理、プロフェッショナル・エンジニア、公共事業
教科書・参考書
Textbooks/Reference Books
教科書は指定しない。必要な資料をその都度配布する。
参考書
  新田孝彦・他『科学技術倫理を学ぶ人のために』世界思想社(株),2005年
  札野順 編『技術者倫理(改訂版)』(財)放送大学教育振興会,2009年
  杉本泰治・高城重厚『第四版 大学講義 技術者倫理入門』丸善(株),2008年
  加藤尚武『新・環境倫理学のすすめ』丸善(株),2005年
  公益社団法人 日本技術士会 登録 技術図書刊行会編『実務に役立つ技術倫理』オーム社、2011年
評価方法・基準
Evaluation Procedures and Criteria
次の(1)〜(3)の合計を評点とし、評点が60点以上の場合に単位を与える(60点未満の場合は不可とする)。また、原則として5回以上欠席した場合は不可とする。

(1) 講義8回の各回につき、授業内容の理解度を評価する趣旨の小テスト1回分5点(合計45点)。
(2) 事例研究の個人ワーク、個人レポート(計25点)
(3)「園芸に関する職業における事例に関するディベート」の参加状況および役割,レポート(計30点)
関連科目
Related Courses
園芸学セミナー,栽培・育種学概論,生物生産学概論