「ふれあいの環」の学生と共に

国際未来教育基幹キャビネット
学生支援センター 
副センター長 下永田修二

 年度末を迎え、この1年間、「ふれあいの環」の活動を支え、ご協力いただいた皆様に、心よりお礼申し上げます。

 「ふれあいの環」は学生が主体となって、学生生活をつくり、支えていく活動になりますが、5つの団体が今年もそれぞれ、教職員と一緒に活動について考えながら、実施していくことができました。

 私自身も1年間、なるべく学生の活動に寄り添い、一緒に考え、活動できるように取り組んでまいりました。私も参加した“富岡小中学校の運動会”、“東北ボランティアツアー”、“ちばシティサバイバルキャンプ”、“富岡小学校豆まき集会”では、「ふれあいの環」の学生と教職員が協力し、学生が積極的に活動できる取り組みができたと思っております。そして、今年は“カタリベカフェ”の活動に参加し、学生の思いを聞くこともでき、ノートテイク会の学生と話をする機会もありました。このような機会から、学生達は自分の専門だけでなく、大学の学生生活全般について考え、活動していきたいと思っていることを知ることができました。 

 このような活動や気持ちは、やはり、新入生にも魅力的にみえるようで、今年は、「ふれあいの環」に多くの新入生を迎えることもできました。また、各ボランティア活動には、ポータルサイトの情報をみて、多くの学生が参加してくれました。その学生達は複数の活動に繰り返し参加してくれており、学生が活動を通して、通常の授業では学べない貴重な知見を得ていることと思います。

 「ふれあいの環」の学生をはじめ、ボランティアに参加してくれた学生の皆さんと話をすると、多くの学生は、サークル活動にも参加しており、所属する学部、サークル活動、そして、「ふれあいの環」の活動とつながりの幅を広げ、多くのことを学ぶ姿勢がみられます。この取り組みは、必ず、将来につながる活動になると思っております。今年で卒業、修了していく「ふれあいの環」の学生もいますが、ぜひ、これまでの活動を活かして、それぞれの進み道で活躍していただきたいと思っております。

 さて、次年度に向けて、これまでの活動に加えて、障害学生支援の準備も進んでおり、新たな取り組みも増えていきます。これも、これまでの「ふれあいの環」の活動同様、学生が学生や教職員とともに取り組んでいく活動になるように協力して取り組んでいきたいと思っております。

 ぜひ、この報告書をご覧いただき、今後、さらに多くの方々が一緒に活動していただけることをお待ちしております。

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