新たな『ソーシャル・ラーニング』の時代へ

国際未来教育基幹キャビネット
学生支援センター長 渡邉 誠

 千葉大学では、これまで『ソーシャル・ラーニング』(社会で学ぶ・社会から学ぶ)について色々なことを検討してきました。そして、平成30年度より、授業の一環として単位化した『ソーシャル・ラーニングⅠ』を開始します。

 これには、教育学部の下永田修二先生をはじめとして、多くの先生方が携わってきたボランティアの活動、学生個々のキャリア形成、グローバル・ボランティアなどの成果、さらにはこれから始まるオリンピックやパラリンピックへの協力に到るまで様々なことが含まれています。学生のみなさんが、これまで取り組んできたボランティア活動や他のさまざまな成果の一つであります。

 もちろんお分かりの通り、『ソーシャル・ラーニングⅠ』とありますので『ソーシャル・ラーニングⅡ』、場合によっては『…Ⅲ』、『…Ⅳ』も検討されています。
 是非ともみなさんの参加をお待ちしています。

 さて、『平成29年度活動報告書 震災と共に~今を伝える~』では、東日本大震災から7年の月日がたち、あらためてその振り返りをしていただいております。千葉大学は、富岡小学校・中学校といろいろなことをしてきたのだなということがお分かりいただけると思います。

 運動会の支援、冬の体験活動、豆まき集会など、いわば年中行事になっているものですが、その都度、新鮮な気持ちで活動されていることがよくわかります。
 今後も是非、継続していただければと思います。どうぞよろしくお願いします。

 参加学生のコメントには、「運動会が貴重なものだと思うと同時に残していきたいと感じる」「小さな進歩を見逃さずに大事にしていく気持ちを持つことが大切」などがあり、普段では得ることができない感動があったと思います。是非、この感動の心を忘れずに。そして、『ソーシャル・ラーニング』とはなにか。さらには、“ソーシャル・ラーニングを楽しむ心“の輪を広げていっていただけるとありがたいと思います。

 これからもみなさんの活動を応援しております。

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